牧 輗 まき げい
   

煙籠春樹薄如紗
林店浮々暁煮茶
及得軟紅塵未起
牛王祠下在岩花
煙 籠もる春樹 薄(うす)れること紗の如し
林の店 浮々(=さすらい行く) 暁に茶を煮る
及び得たり軟紅(=にぎやかな繁華街) 塵 未だ起きず
牛王祠 下 岩花 在り
33.2p×133.5p

享和元年(1801)生〜文久三年(1863)歿
 程朱学派の儒者。美濃の人。字は信吾、信侯。通称は善助、戇斎・百峯・三野などと号した。
 頼山陽門下で詩文を能くし、学習院儒学教授を勤めた。
 「戇齋」の下に、白文の「牧?之印」、朱文の「戇齋」の落款印が押されている。

推奨サイト
http://kotobank.jp/word/%E7%89%A7%E8%BC%97
http://www.shibunkaku.co.jp/biography/search_biography_aiu.php?key=ma&s=40
http://libwww.gijodai.ac.jp/cogito/kanshi/sanyo/SanyoMeisho.html


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